2011-03-23

西日本予選リーグ1回戦

小学生名人戦西日本大会で尾谷二段が対戦した5局を順番に紹介して行きます。 予選リーグ1回戦の相手は山口県のN君です。1図で後手が△6五歩と仕掛けた所です。後手の7三銀が変わった形です。先手は▲8八飛としましたが、振り飛車らしく飛車は戦いが起こった6筋に居た方が良かったです。▲8八飛以下は△6六歩▲同銀△7五歩▲同銀△7七角成▲同桂△7九角で2図。















後手がうまく攻めをつないでいます。先手は▲6八飛と4六に角を成られるのを嫌ったのですがここは▲8九飛△4六角成▲3七角△同馬▲同桂△7八角▲8八飛△5六角成の展開の方が難しかったです。本譜は▲6八飛以下△同角成▲同金△7四歩▲6六銀△8六飛▲6五桂△6二銀右▲5三桂成△同銀▲5五歩△8九飛成▲5四歩△同銀▲5三歩△同金直で3図と進みましたが後手優勢です。3図で先手▲6二角。狙いは良いのですが7一角と離して打つ
べきでした。▲6二角では△4四桂▲4七銀打△5二金引▲7一角成△8八飛▲6九歩△6七歩で後手優勢でした。▲6二角以下△9八竜▲6九歩△6一香で4図。















4図の△6一香は一見うまそうな手ですが先手に好手順がありました▲5三角成△同金▲5五歩で難しくなりました。そして香筋が止まってしまうので△6三銀とは指しづらかったのでしょうが玉形の薄い後手は辛抱するべきでした。本譜は△6六香と切り合いに出たので一遍に先手が勝勢になりました。△6六香以下▲5四歩△同金▲6三角△6四飛▲4一銀△3三玉▲5二角成△6八香成で5図。

ここは上部に逃がさないように▲5三銀で勝ちでした。先手は▲3二金でした。一手30秒の秒読みでしたが、この手だけは指してはいけません。寄せの基本は「玉は下段に落とせ」です。わざわざ大事な金を使って玉を上部に逃がしてはいけません。▲3二金以下△4四玉▲5六歩ですが、ここで△5五歩と合わされていれば後手玉が寄らず負けになっていました。▲5六歩以下は△5九成香▲同金△3三桂打▲5八香△5七歩▲同香△4八銀▲同金△3五歩▲5三銀△3四玉▲3五歩△2四玉▲6四銀成△4八竜▲3四飛△1三玉▲2二銀△1二玉▲1四飛で先手の勝ちとなりました。手順中、先手は▲5八香で▲5五香なら詰めろとなり先手勝ち筋。後手は△4八銀で△6九飛成が詰めろで▲同金にも△3九銀▲同玉△1七角から詰むので後手勝ちでした。辛うじて勝ちの一局でした。

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