2011-03-25

西日本予選リーグ3回戦

小学生名人戦西日本大会で尾谷二段の予選リーグ3回戦の相手は佐賀県のI君です。この一戦に勝てば予選通過。敗れれば予選落ちとなります。














1図は後手△4四角とした所。先手の2六歩を狙った手ですが、構わずに▲4五歩と突けば△2六角には▲6五歩がありました。先手も気付かずに▲2七銀で以下△3三桂▲3八金△5三角▲7七角△7二飛▲7八飛△8五歩▲3七桂△7五歩▲8八角△7六歩▲同銀△7五歩▲6七銀△8二飛で2図です。先手は手順中の▲6七銀では▲6五銀もありましたが、本譜でも良いです。2図では普通に▲7七角かと観ていましたが、先手は▲6五歩と好手を指しました。後手から△8六歩が見えているだけに、このタイミングでの▲6五歩は気付きにくい所です。先手は狙っていたようです。▲6五歩以下△7三銀▲4五桂△4四角▲同角△同歩▲3三桂成△同銀▲7五飛△8六歩と一本道に進み3図では先手優勢です。














3図で先手は▲5五歩でしたがこの手は甘いです。ここは▲7七桂が絶好の遊び駒の活用で以下△8七歩成▲8五桂と桂の二段跳ねで先手必勝でした。▲5五歩以下△8四角▲8五飛△3九角成▲同金△8五飛▲5四歩△5五桂▲5六銀△4七桂成▲同銀△6八飛▲3八金△4八金で4図。手順中の先手▲8五飛は悪手で▲7六飛と引いておくべき。後手△5五桂では△6八飛と銀をタダ取りしたいのですが△6八飛には▲4八金引と受け△6七飛成に▲4九角から後手の飛車を取って▲2一飛で先手勝てます。よって▲4八金引を先手が指せたかどうか分かりませんが、後手の△5五桂は良いでしょう。先手の▲3八金では▲3八銀左と受けた方が堅かったです。4図で先手はなんと▲8六歩。大悪手です。後手に△4七金とされていれば負けていました。▲8六歩に対してなんと後手も△3八金とお付き合い。後手にとっては一瞬の大チャンスでした。△3八金以下▲同銀左△8三飛▲4五歩と進みましたが▲4五歩も甘い一手です。ここは▲5六角と攻防に角を打ち優勢でした。▲4五歩以下は△4七金▲3九金△3八金▲同金△4七銀▲3九金打△3八銀成▲同金△4八金▲2九銀△3八金▲同銀上△4八金▲2九金で5図と千日手模様になりました。 先手は千日手にするつもりだったそうです。5図で後手は△8六飛と敢然と千日手を打開しましたが、残念ながらこの手が敗着となりました。△8六飛以下▲7七角△8八飛上成▲同角△同飛成▲2一飛△3二玉▲1一飛成△4六角▲3七桂△4七金▲4九桂△4八竜▲1二竜△2二銀▲2一角△4二玉▲2二竜△5一玉▲5三香△3八金▲同金△3九銀▲1七玉△4九竜▲5二香成△同金▲7二金で先手の勝ちとなりました。手順中の先手▲2一角は▲2三角と打つべきで、以下△3一王▲3三香△同銀▲5二竜で寄りです。後手は△4二玉で△4三玉ならまだアヤがあったでしょう。途中はっきりと先手負けの局面もありましたが、なんとか勝ち予選通過となりました。

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