2011-03-31

紀伊民報に棋譜が載りました。

昨日の紀伊民報に先月行われました紀伊民報将棋大会の小学生の部決勝戦の将棋が掲載されました。談儀君対亀阪君の一戦で、私が解説しております。その将棋はぜひ新聞でご覧下さい。 今日は前回、談儀君 が二段に昇段した時の私との二枚落ちでの一局を紹介します。1図、下手は銀多伝で定跡通りの布陣です。一方上手の指し方は定跡に似ていますが少し違います。定跡型と比べると上手の3二玉と6三金が入れ替わっています。この指し方は30年前に私が下手で内藤国雄九段の特別指導対局を受けた時に内藤九段が指された指し方です。子供の私(小6か中1くらいでした)は内藤九段の指し方をありがたいと感じました。定跡形より玉が下段で、壁銀ですから上手玉を寄せやすいと感じたからです。しかし、今はこの指し方の意味が良く分かります。定跡通りの上手3二金型は3二金と2二銀を上手が活用するのが難しいのです。3二玉型ですと自然に2二銀も6三金も活用出来るという発想です。1図以下▲9八香△2四歩▲5五歩△同歩▲同飛△5四歩▲5六飛△7五金▲7七桂△6五桂▲6六歩△7七桂成▲同金△8六歩▲同歩△7六桂▲7九角△8八歩▲8七金△8九歩成▲5七角△8八と▲7七金△9八と▲6七桂△9七と▲7五桂△同歩▲6五歩△5五香▲同銀△同歩▲同飛△5四銀▲6四歩△5五銀▲6三歩成△6九飛▲5二と△5六桂▲同銀△同銀▲7五角で2図。 手順中▲8七金が悪く2図では一手違いの形勢となっています。2図の上手玉は詰みがあるのですが、手数も長く下手が勝ち切るのは難しいと見ていました。2図で私は駒をこれ以上与えず△3九銀と下手玉に詰めろをかけました。△3九銀以下▲4二角成△2三玉▲4一馬△3二銀▲同馬△同玉▲4二金△2三玉▲3二銀△1二玉▲2三金△同銀▲同銀成△同玉▲1五桂△1四玉▲2三銀まで下手勝ち。見事即詰めに討ち取られました。30年前の特別指導対局ですが、勝った私に内藤九段はやさしく「僕、この指し方知っとったんか?」と話しかけてくれました。駒落ちの上手の指し方も様々で、上手から動いて力でねじ伏せる指し方(ねじ伏せれるとは限りませんが)もあります。一方上手の駒を最大限に生かしてじっと待ち、下手に存分に攻めさせる指し方もあります。内藤九段の指し方は後者になります。駒落ちの上手の指し方としては、この方が大変味があると思います。田辺こども将棋教室の日程 4月8日(金) 4月15日(金) 4月22日(金)

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